正月を迎えるにあたり。
明治天皇の玄孫であり慶応大学講師
竹田 恒泰 様のリンクから
間もなく今年最後の日の入りです。私は毎年、最後の日の入りを拝みます。一年を振り返り、一年無事に来られたことに感謝しながら、日が落ちるのを拝みます。いま、日の入りが始まりました。
日が落ちました。間もなく新年を迎えます。西洋では深夜零時に日付が変わると考えられていますが、古来の日本の考えによれば、日が沈んで暗くなったら新年です。私の家では、今から30分後に新年の祝杯を挙げ、年越しそばと、おせちを食べ始めます。
夕暮れは「人の時間」から「神の時間」に移行する途中の時間。一日は「神の時間」から始まります。重要な神事が深夜に行われるのはそのためです。暗くなったら正月の期間に入ります。1億3千万人が同時にハレの期間に入るのは正月だけです。
天皇陛下は、元日未明から四方拝と歳旦祭というふたつの重要な祭祀をなさいます。国民一人ひとりの幸せをお祈りになるのです。今晩は早めに仮眠をおとりになり、祭祀にお備えになります。国民が酒を飲んでどんちゃん騒ぎをしている時に、陛下は命がけの祭祀をなさっておいでなのを忘れないでください。
我が家のおせちは、札幌の「はちきょう」のおせちです。一店舗でのイクラの消費が世界一という「はちきょう」のおせちには、やはりイクラが。。。しかも「つっこ飯」仕様(知っている人は分かりますね)。おせちは今年からスタートしたようです。お奨めです。http://goo.gl/tKdjT
間もなく夜になります。夕焼けのオレンジ色が見えなくなったら新年です(日本古来の考え方)。あまり大きな声で「おめでとう!」を言うと、近所から変な目で見られますから、気をつけて。
二つの地域で何かが似ていると、同祖だという人が多い。余りに非科学的というべき。似ているというのは「似ている」だけのはなし。以上。日本人の先祖は小麦からうどんを、イタリア人の先祖は小麦粉からパスタを・・・。これを根拠に同祖とでもいうつもりなのか。だから比較神学は嫌いなのだ。
「新年あけましておめでとうございます」という言い方は日本語として誤りです。正しくは「新年おめでとうございます」か「あけましておめでとうございます」。「新年」とは年が明けた結果なので、「新年」と「あけまして・・」を同時に使うと二重なってしまうからです。「夕暮れが暮れた」と同じ誤り。
ただいま、関東地方は、夜に入りました。これからが「神の時間」です。あけましておめでとうございます!
すめらぎいやさか!
正月を楽しみましょうね。
今年もありがとう。
小泉寛
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