ブランドになっていなかったら、コモディティになるだけです。 藤村正広
コモディティとは、カンタンに言うと、個性がないこと。
それは安売りの対象になって、価格競争に巻き込まれてしまいます。
あなたの会社や店がブランドになっていたら、少々高くてもお客さまから選んでもらえるのです。
たとえば薄型TVを考えてみてください。
同じ画面サイズの、パナソニック、シャープ、SONYの薄型TVが3台あります。
会社のロゴを削り取って、どれがどの会社のものかがわからなくなっています。
それぞれを使ってみて、どれがパナソニックで、どれがシャープで、どれがSONYかわかる人は、あまりいないと思う。
みんなそれぞれ、素晴らしい商品です。
これがコモディティ化です。
製品的な優位さはなくなっているということ。
現代社会は製品が「コモディティ化」しやすいのです。
特に家電やカメラなどがそうです。
でもそれに比べ、万年筆はどうでしょう。
世界中でさまざまなメーカーが、個性的な万年筆を作っています。
ペリカン、モンブラン、デルタ、シェーファー、パーカー、日本でもパイロットやプラチナ、セーラーなどがあります。
それぞれのメーカーが独自の物語があり、こだわりがあり、歴史があります。
そういった意味で、万年筆という商品は「コモディティ化」しにくい商品と言えるでしょう。
よく、ブランド構築というようなことを言いますが、ブランドは構築するものではありません。
広告代理店が考えるほど、カンタンなことでもない。
イメージの広告を絶えず打ち続けるとブランドになるわけでもない。
ブランドイメージは築けるかもしれませんが、ブランドイメージとブランドとは、まったくちがうものです。
たとえば、イメージのいい広告で、サービスや顧客満足がNO.1などの高級旅館に泊まったら、カタチばかりのサービスで心がこもっていない。
それは、逆効果になってしまうということ。
ブランドはモノではありません。
継続的に共感される、思想のようなものです。
モノを売っているという考え方の企業には、決して作れないのです。
だから、モノではなく、体験を提供するという視点が大事だということです。
カレンダーは、体験値から生まれた知識の宝庫なんです。
ブランド構築をしていくうえで知識と知恵を提供できます。
50人のファンを思い、プレゼントする作戦がいいんです。
カレンマ!
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