年末にお得意さんからいただく、プレゼントするカレンダーは、起源はどこにあるのか、いつごろからこのような風習が出来てきたのか、疑問に思ったことはありませんか?そして、真なる意味を理解しているでしょうか?起源は、伊勢参りと思われます。江戸時代、村で講を作りお金を集め、伊勢に送り届けるのが流行りました。帰りのお土産として、持ち帰ったのが、伊勢暦と神宮大麻(お札)の二点です。この二点が、現代でいう「生産性の向上」と「個人の能力向上」を成し遂げていくのです。村は暦の正確さによって、農林水産の生産効率を高め、神社の精神的なつながりによって、団結力、絆、が強くなっていきます。現代の契約書のようですね。ここでいう契約書は神との精神的な契約なんですね。
明治時代に入り、明治維新の影響もあり旧暦から新暦に移ることもあり、暦の管轄が朝廷から国立天文台と一般人に割り振られていきます。そこから、庶民が宇宙の法則(カレンダー)を扱えるようになって行きます。その時に考えられたのが「六曜」なる占いをカレンダーに刷り込んでいくことです。いまの壁掛け型のカレンダーが出来上がるのがこのころです。ここでは、商人がこの仕組みに飛びつくわけです。今までは、神社からしか暦は出ませんでしたし、そのパワーを信じる人は多かったのでしょう。壁掛け型のカレンダーに商人が名前を刷り込み神社と同じぐらいの権威や信頼があることをアピールするようになって行った。ここでも同じ仕組みが用いられます。精神的な契約書との思いです。金銭の契約書とは別に、信頼の契約書の色合いが大きかった。
現代は、「信頼の契約書(カレンダー)」と考える企業は数を減らし、いや、考える事すら忘れてしまい、「販売促進の媒体」としての認識になってしまいました。そうなると、単にビジネスの道具となって行く。。。。選び方も変わるのです、安い労働力、安い紙、安い印刷、安い情報を求めるようになり大量散布を始めてしまう。たとえば、1万部配布して、20件と問い合わせがあった!!!生産性の向上だけに重きを置かれてしまいます。本来の「信頼」はどこかに行ってしまいました。これでいいのでしょうか?
最近、有名になった「木村さんのリンゴ」自然農法が見直されてきています。本来、土の持っている力を生かす農法です。化学薬品、有機肥料による生産性を向上させた,果実は、「自然界の法則」に反して、「腐る」。。。自然農法は「枯れる」。化学薬品は簡単で安いそして、生産性は上がる。だが見た目の生産物の生産性で、体にいい栄養はなく、ほぼ毒物化している。これが現代の姿なんです。
今後、伝統文化である「心の、信頼の、契り」を一人でも多い方に理解、意識してもらいたいです。本来の「カレンダーの法則」についてお話しが出来るといいと思っています。出来るなら、直接お会いして。まずは,電話やメールでコンタクトを取りたいです。よろしく応援のほどよろしくお願いします。
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