2013年10月21日月曜日
アメリカ政府の政府閉鎖(ガヴァメント・シャットダウン)が始まって、アメリカ政府(米国債)のデフォールト(債務支払の不履行、破産へ)
小金持ちの皆様にいいお知らせです。
気を引き締めて、新しい時代を生きましょう。
副島隆彦です。
今日は、2013年10月15日です。
台風が次々とやって来ますが、これは自然の恵みであって、各地に水害をもたらすと怖がって嫌(いや)がってばかりいる考えは愚かである。 台風雨のなかで、びしょ濡れになってしばらく立っているといのも、身体強化の教練の健康法だと思う。私は、自分の気力、気合(きあい、anima アニマ、動物的な活力) を高めるためにそういうことを時々します。
10月1日から、アメリカ政府の政府閉鎖(ガヴァメント・シャットダウン)が始まって、アメリカ政府(米国債)のデフォールト(債務支払の不履行、破産へ)― America’s default と オバマはテレビに向かって言っていた ― が始まった。それで、世界の雰囲気が大きく変わった。 日本も馬鹿やろうの安倍晋三首相が、軌を一にして、この日に消費税の値上げを発表した。
世界は新しい段階に入った。 これで、これまで、アベノミクスで浮かれ騒いでいた、経営者、投資家、自営業者たちが、「あれ。おかしなことになってきたな」と慌てだした。
私、副島隆彦に向かって、私の本も買って読む頭のいい経営者なのだが、経営塾とかで、付き合いがあるものだから、わざと私に電話をかけてきて、 「副島先生。株(日経平均)は、一万八千円になるんだよ。2万円になると証券会社が言っていたよ」と、騒いでいた、やや愚か者たちが、しゅんとなって、今は、「なんとか、自分だけは、売り逃げたい。損をなるべく少なくして(2千万円以内)、全て株を売ってしまいたい」 と、ブルブルし始めている。 もともと、この程度の 浅知恵(あさじえ)しかない連中だ。
この私に向かって、「ええ。日本株の 第4派の大きな上げの波が始まりますよ」と、5月23日の1400円の暴落のあと、やせ我慢で言ってのけた、金融ライターも、今は、内心、恥じて、虚勢を張るしかないだろう。
それでも、この生来の人だましの、詐欺師の本性(ほんしょう)をした金融業界のハイエナどもは、次々と客をだまして、大損させても、何の恥も、自責も感じずに、ケロケロケロで、このあとも、ウソ八百の金融、経済予測を、自信たっぷりに書いてゆく。20台で習い覚えた詐欺師の病根は、一生治(なお)らない。私が、「その見方は、短慮であって、冷静な中長期の予測にはならない」とあれ程(ほど)叱って、諌(いさ)めた のに全く聞く耳を持たなかった。若い人を育てる、というのは本当に難しい。
私は、昨日、ようやく この秋の恒例の「副島隆彦の金融本」を書き上げた。9月の末から、いや、本当のことを言うと、本気になって書いたのは、10月5日からだから、10日間で書き上げた。 書名は、「帝国の逆襲 金(きん)とドルの最後の闘い」(祥伝社刊)である。11月の初めには主要な書店に並ぶだろう。 アメリカは、あと15ヶ月(一年半)は、生き延びる。
今のままズルズルと、趣向を凝らしながら、さまざまの策を弄しながら生き延びる。だから、アメリカの株と債券(国債)が、小さな暴落をするのは、来年の1月である。 今の、国家借金の債務上限(debt ceiling デット・シーリング)の引き上げ法律 と、 一般予算のオバマケアとの抱合せでの通過も、何とかぐちゃぐちゃの妥協合意で通り越す。 そして、イエレン新FRB議長をいじめるための、1月の暴落が来る。
しかし、本当にコワイのは、来年の11月の中間選挙(ミッドターム・エレクション)を何とか乗り切った(押さえ込んでクリンチする)あとの、年が明けての2015年の1月の巨大な大崩れだ。 あの忌まわしいリーマン・ショックから6年目だ。
副島隆彦は、そのように冷酷に予測して、今の、「帝国の逆襲」戦略の、その細目(さいもく)を全て見抜いて、今度の本に羅列、列挙した。 日本人を浮かれさせるための「オリンピック東京決定バブルの増税との抱き合わせ」の“パンとサーカス“戦略の裏側も、今度の本でズバリと書いた。
共和党の中の茶会(ティーパーティ)派が強硬で、彼らは、「アメリカ経済を殺そうとする財政テロリストだ」と、民主党系の偽善者(ヒポクリット)経済学者たちは言う。しかし、茶会の背後にと言うか、中に着実に根を張っている中心部隊は、まさしくリバータリアンたちだ。ポール・ライアンやケネス・ロスたちは、ジワジワと周到に、オバマを、ではなく、アメリカを支配する超財界人どもを追い詰める。
テキサス州や、コロラド州、ネバダ州などの州が、アメリカ連邦からの分離独立の動きを始めている。アメリカ開拓農民魂の ど根性が、我らがリバータリアン思想となって、今のアメリカを着実に、国家破産に追い込む。 G20が、「アメリカは早期の財政問題の解決を」と決議したことは、アメリカの堅実な保守派の白人たちの精神にとって、逆効果となった。共和党系は、「これ以上、税金の形で、従業員たちの健康保険(オバマケア)の分まで、さらに 10%も取られるのは、かなわん。許さん。 保険料も保険税で、全部、mandate tax マンデイト・タックス = must pay tax じゃないか。絶対に払わん。それよりも、ワシントンを破産させろ」 と、息巻いている。 この アメリカ保守派の、本当の健全な男たちの 魂を、打ち砕くことは出来ない。
“ End the Fed “ (エンド・ザ・フェッド ) 「Fed = FRB( 米連邦準備制度理事会)を、廃止せよ !」 と、全米の アメリカの 大学生たちも、大学のオーデトーリアム(大講義室)の中で、 「エンド・ザ・フェッド、エンド・ザ・フェッド!」と足を踏み鳴らして、怒号する。 これが今のアメリカだ。 そういう真実は、日本国内には、ちっとも伝わって来ない。すべて情報統制されている。
私たち学問道場だけが、この 「ロン・ポール議員の 連邦準備銀行を廃止せよ」(成甲書房刊、2012年、佐藤研一朗 訳)を、出して、本当の真実を、日本国内に伝えてきた。ロン・ポールの息子の ランド・ポール・ケンタッキー州選出上院議員や、テッド・クルーズ・テキサス州選出上院議員たち筋金入りのリバータリアンたちが、団結して、いよいよ、アメリカのグローバリスト(地球支配主義者)たちを、追い詰めてゆく。
私の最新刊の金融本に、それらの様子も活写しました。
私の本は、他に、おそらく今日から、「 税金官僚から 逃がせ隠せ個人資産 」(幻冬舎刊)という税金、税制の本が、主要な書店に並ぶ。 小金持ちや、親が資産家で、その資産を狙っている30台の貧乏サラリーマン夫婦とかは真剣に、この本から学んでください。私は本気で闘う言論人である。
その他に、「説得する文章力」(ベスト新書、ベストセラーズ社刊)という、実質、「副島隆彦の文章読本(ぶんしょうどくほん)」である本が11月の初めの週には出るでしょう。これは、自分の小論文、作文、発表する自分の文章をどうやって書いたらいいか、の作文の技術の本です。 それから、私の歴史研究の5冊目である、「闇に葬られた歴史」(PHP研究所)が、10月末には出ます。 これも、私が心血を注いでいる、真実の歴史(日本史)を暴き立てる本です。乞うご期待。
私は、この10月になって、ガラリと変わった世界の情勢で、勢いづいてきた。2012年、2013年の金融・経済の予測で、 アメリカ帝国が、逆襲に出て、いろいろの策を次から次に繰り出すものだから、「副島先生。最近の、先生の予測は当たりませんね」と、投資家、経営者たちから言われてきた。 私は、不愉快極まわりない思いをした。
さあ、これからどうなんだ。 ジャブジャブマネーという贋金(にせがね、金融緩和)という法律違反、違法行為を、米、欧、日の先進国3地域の、政府・中央銀行が自ら際限なくやって、自分で自分を麻薬(ドラッグ)漬けにしたら、その報(むく)いが、自分たちに襲いかかるのだ。十分に思い知るがいい。どうせ、大損をして痛い思いをするのは、この一年弱、浮かれ騒いで、騙されて、踊らされて、いいように連れ回されて、嘘八百のアベノミクス=リフレ派 というインチキ経済学に乗った、自分自身だ。人のせいには出来ない。
私たち学問道場は粛々と、次々と押し寄せる時代の波に対処してゆきます。
どうか、この26日(土)の、学問道場の会員たちの重要な、年に一度の集まりである、定例会に、ご参集ください。まだ席は有るそうです。私たちのささやかな頑張りが、日本国の真のアンカー(歯止め、おもり)であります。
※今月、10月26日(土)の、孫崎享先生をお迎えしての、私共の講演会に、是非ご出席下さい。
・「副島隆彦の学問道場」第31回定例会
演題:「『戦後史の正体』と『属国・日本論』を語り尽くす」
講師:孫崎享、副島隆彦
開催日:2013年10月26日(土)
会場:東京・御茶ノ水「全電通労働会館ホール」
開場:12:15~
・上記定例会(10/26)へのお申し込みはコチラ↓
http://soejima.to/cgi-bin/kouen/kouen.html
副島隆彦拝
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