あなたの店がAmazonのショールームになってしまう日 藤村正広
ショールーミングって、知っていますか?
アメリカで盛んにおこなわれている消費行動。
ネットで買う前に、リアル店舗に行って、現物を確かめるという消費行動。
リアルの店舗がまるで「Amazonのショールーム」になるって感じ。
こういうことは以前からありました。
日本の消費者も、やっている人はけっこういました。
これが、スマホが普及したことで、アメリカではさらにすごいことになっているのです。
たとえば、掃除機を買いに家電専門店に行きます。
いろいろと掃除機を見て、サンプルを使ってみて、ある商品を買おうと決めました。
次にスマホのアプリを立ち上げ、その掃除機のバーコードを読みます。
すると、その掃除機がAmazonで売られている価格が出てきます。
価格が安かったら、その場ですぐにAmazonで購入できるわけです。
おまけにAmazonのプライム会員だと、送料は無料で2日以内で届けてくれる。
このアプリはどこが配布しているかというと、もちろんAmazonです。
こういう消費行動のことを「ショールーミング」といい、最近注目されているんですね。
すごいですよね。
恐ろしいです、Amazon。
でも、モノを売っているだけの店だから、しょうがないかもです。
あなたの店が、価格と品揃えだけだったら、お客さまはAmazonで買ってしまうかもしれません。
Amazonに負けない魅力ってなんでしょう。
実際の空間を持っている店舗。接客。関係性。
さまざまな視点で考えると、Amazonが提供できない価値があるはずです。
そして、その価値を発見するためには「商品」を売っているという発想では、難しいってことです。
「ショールーミング」に負けない、リアル店舗の価値を発揮しましょう。
そして、あなたの価値を伝えましょう。
伝え続けることです。
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