2013年6月1日土曜日

保険点数について。

いつも記事をパクってるのでたまには感謝の気持ちで書きましょう。この保険点数というのは素晴らしい詐欺なんですが、ほとんどの人がその理屈をわかっていませんね。ごく簡単にですが書きます。保険点数というのは医療行為に対して、それぞれ細かく何点というふうについています。お金としては点数に×10するのが基本で、その三割とかを皆さんが払うわけです。

たとえば私がやっている精神領域の場合、通院精神療法というのがあります。これは30分以上(初診時とか)400点、30分以内(再診時とか)330点ですね。ここで精神科医の問題として、初診時に30分もかけるバカはほとんどいないということ、また再診時は3分診療でも330点ですから、たとえば一時間で20人見たとすると、それで6600点(=66000円)が入ります。処方箋とかを出すことが多いのでそれに処方箋料と再診料がプラスされますから、一時間で80000円~90000円が手に入ります。
まあまあの収入ですね♡

これは当然治すと通ってくれませんから収入になりません。だから治してはいけないわけです。

もっと言えば保険点数については精神医学だけの問題ではありません。たとえば私は消化器内科医だったので内視鏡のことで書いてみますが、大腸ポリープってありますね。これを例にしてみます。大腸の内視鏡検査は基本1550点です。ま、これは初期投資を考えればしょうがないかもしれませんね。ところが小さなポリープをとると、病理診断料(410点)+病理判断料(146点)と、内視鏡的ポリープ切除術(5360点)がついて、計7466点(74660円)になります。あ、内視鏡医もしくはやったことがある人ならわかるかもしれませんが、小さいポリープを焼いて取るのは2~3分でできます。まあまあの収入ですね♡

その小さいポリープは癌になるかどうかも分からず、仮になったとしても何年、十何年とかかるシロモノです。だからこそ取らなきゃいけないわけです。予防という言葉を使えばすべては認定されますし、ポリープとれば収入は激増しますから。あ、代わりにグーミンに安心を与えることができます。そのために税金を使うというのもグーミンとしては一つの考え方でしょう♡

とまあ、こんな風にやればやるほど、無駄なことすればするほど儲かって医原病が増える、マジメに治そうとする人は一切お金は入らない、日本の保険システムってそういうモノです。医師会が混合診療を頑なにこばみ、日本に均一な医療をもたらすためっていうのはすべて建前で、本音は何も知らんアホどもと国庫からいかにカネをせしめるか、ただそれだけの上納金システムです。

こんなの、ボクじゃなくても知ってる人ならだれでも言ってますよ♡
病院ちょっと嫌だなと思った人はシェアしてね♡

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