2013年5月10日金曜日


                   137日たっても,カビない。腐らない!
ボリビアがラテンアメリカで最初のマクドナルドがない国になった。十年以上、赤字脱却に苦心した結果の出来事だ。そしてそれは未だにニュースになっている。
マクドナルドは国内での多くのキャンペーンやプロモーションにもかかわらず14年後の2002年に閉店に追い込まれた。マクドナルドレストラン8軒は主要都市であるラパス、コチャバンバ、サンタクルス・デラシエラにあった。
マクドナルドは土曜の深夜、業績の悪い7ヶ国での閉店を示唆する世界規模の事業再構築計画を発表した後、ボリビアで最期のハンバーガーを提供した。
マクドナルドのボリビアでの失敗は大きな衝撃を与えた。ドキュメンタリー「Por que quebro McDonald’s en Bolivia」(なぜボリビアのマクドナルドは破産したのか)は何故ボリビア人がエンパナーダ(伝統的なパイ)からビッグマックに乗り換えなかったのかを説明しようとしている。
このドキュメンタリーは料理人や社会学者、栄養士、教育者のインタビューを含んでいる。彼らはみなボリビアがハンバーガーに反対しているのではなく、ファーストフードの概念がボリビアの社会では広く生け入れられていないという事に同意している。
この出来事は世界的な注目をラテンアメリカのファーストフードに向けさた。El Polvorin blogは書いている。「ファーストフードはボリビア人が考える食事がどういう物であるべきかという事の正反対を体現している。良い食事とは、愛情と献身、一定の衛生基準と適切な調理時間をもって調理される必要があります。」
ドキュメンタリー「なぜボリビアのマクドナルドは破産したのか」

ドキュメンタリー中で印象的だった部分
・道端で安く栄養価の高い食べ物が売られていていて人々はそれを買っています。
・ハンバーガーが来る前からボリビアには独自のファーストフードがありました。自分自身でより良い物を作れるのにどうして輸入する必要があるでしょうか。
ファーストフード。安くて早くてうまい物が体に悪くなければならない訳ではない。
ただ単にマクドナルドを批判したい訳ではないが、日本も自身の文化を見つめ直して本当に価値のある物を実用化して行ってもいい時期ではないか。マクドナルドだけをやり玉に挙げる事も無いが、だからといってより良い物があるのにムキになって食べ続ける事は無い。
個人的に日本人が冷静で理性的に自分の体や子供たちの事を考えて、日本からマクドナルドが撤退せざるを得なくなるような状況が見られたらどれだけ日本が頼もしく見えるだろうかと考える。
海外の人に「日本人はクリスマスにケンタッキーを食べるんだよ」と伝えると驚愕する。
日本では未だに海外から来た物を無条件で美化する傾向が多少ある。
食に限らず、あらゆる面で日本が独自の文化を見直して、いい物は取り戻して再び根付かせながら、本当に価値のある新しい物を取り入れ、創り出していくべき時だ。今こそそんな時代が来ている。もう他国を真似して追いつかなければならない時代は終わった。日本は日本を取り戻し、その強みを生かして先頭に立って進んで行かなければならない。
中でも食に関しては日本が世界中に伝えるべき事が山のようにある。
子供たちに美しい国を残せる事を祈って。
*ハンバーガーのパンに含まれているもの
濃縮小麦粉 (漂白小麦粉、大麦麦芽粉、ナイアシン、還元鉄、硝酸チアミン、リボフラビン、葉酸、酵素)、 水、高フルクトース・コーン・シロップ(HFCS)、砂糖、イースト、大豆油(部分水素添加大豆油の場合もあり)。2%以下の成分として、塩、硫酸カルシ ウム、炭酸カルシウム、小麦グルテン、硫酸アンモニウム、塩化アンモニウム、パン生地調整材 (ステアロイル乳酸ナトリウム、ダーテム、アスコルビン酸、アゾジカーボンアミド、モノ&ジ・グリセリド、エトキシ化モノグリセリド、第一リン酸カルシウ ム、酵素、グアーガム、過酸化カルシウム、 大豆粉)、 プロピオン酸カルシウムとプロピオン酸ナトリム(保存料)、大豆レシチン
参考までにマクドナルドのハンバーガーが腐らないかどうかについての記事をいくつか紹介しておく。
マクドナルドがフライドポテトを作る収穫・加工・調理の3つのプロセスを紹介したムービーが公開

どうしてマクドナルドのハンバーガーは腐らないのか?

マクドナルドのハンバーガーとポテトは本当に腐らないのか?中国で実験開始。その結果・・・

Categories: ,

0 コメント: