2013年5月12日日曜日





【日本は衛生先進国】

 安土桃山時代に日本にやってきたスペインやポルトガルのバテレンたちは日本人の清潔さに驚いています。その
頃のイエズス会のリーダーは「日本人と会うときは風呂に入り、体を清潔にしろ」と厳しく命じたといいます。この頃のヨーロッパは風呂に入る習慣がなく、17世紀に建てられたベルサイユ宮殿でもトイレは少なく、マリー・アントワネットやポンパデュール夫人も、”おまる”で用を足し、それは宮殿の周りにぶちまけられたといいます。街の通りは窓や戸口から投げ捨てられたゴミであふれ、ドブネズミが走り回っていました。体臭をカバーするために香水が発達し、貴族の優雅に結い上げたヘアスタイルの中はシラミやダニでいっぱい・・・

 欧州人が不潔だったのは意外ですが、アルキメデス(紀元前287年 シチリア - 紀元前212年)の話は風呂に入ったときにアルキメデスの原理を発見しています。しかし、キリスト教が普及すると男女混浴が忌避され廃れていきました。13世紀ごろは教会へ行くための清めとして、大きめの木桶に温水を入れて簡単に行う行水がありましたが、14世紀のペストの流行によって「ペスト菌を積極的に体に取り込んでしまう」といった間違った解釈がおこり、また風呂は忌避されていきます。18世紀にこの誤った解釈が是正され、19世紀後半にパスツールが顕微鏡を使って、病気をもたらす細菌を発見してから急速に衛生を意識するようになったようです。

 日本はいつから風呂に入る習慣ができたのか不明ですが、江戸城を作った太田道灌は風呂で殺害されており、結構古いのではないでしょうか。風呂は仏教伝来とともに伝えられ、「七病を除き、七福が得られる」と説かれていたことから、お風呂に入ることは健康に良いと理解されていたという話もあります。平安時代には奈良に公衆浴場があったといいます。水で「身を清める」といいますから、神道からもきていたのかもしれません。

 大陸や半島は近代でも西洋人でさえ驚くほど不潔で支那では風呂に入るのは年に1,2度。朝鮮の李王朝の宮殿にも裕福な両班(貴族階級)の屋敷にも風呂はありません。日韓合邦前の漢城(ソウル)では道端や道中に馬糞や人糞がいたるところにあり、足の踏み場もなかったといいます

 どうやら日本は古来より衛生先進国だったようです。



追記。

世界の都市はペストにより人口が減っている。それは、不衛生であったことが一番の理由です。

貴婦人のハイヒールは、うんこ除け!

シルクハットは、上から降ってくる汚物をよけるために。

ステッキは、汚物をよけるため。

こんな国が作ったのが、トイレのないマンションなのです。

この思想がとても怖い!


原発!

何ともならない!思想とは怖いもんです。


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