2013年5月8日水曜日





麻の栽培と文化が絶滅の危機にさらされています。日本各地で栽培され、暮らしに身近であった麻。現在、都道府県知事の栽培許可を受けて栽培している方は50数名となってしまいました。このままでは技術が継承されないまま途絶えてしまう恐れがあります。また、わたしの実家である岐阜県神戸町の日吉山王祭り(通称 神戸の火祭り)では700年続いた祭りに必須の麻たいまつ用の麻が栽培できなくなり、祭り存続の危機にも陥ろうとしています。
日本古来の伝統文化・生活文化の伝承を何としてでも守りたい!
同じ思いの方々がつながり、日本一の麻栽培面積をもつ栃木県の麻農家さんが発起人となり、今年4月「日本麻振興会」が立ち上がりました。会としては全国にひとりでも多く会員になって頂き、農産物としての麻栽培に関わる規制緩和を行政に求めながら、麻に関わる伝統文化を守り続ける決意です。
入会は全国に募集します。入会金や年会費は不要です。賛同頂ける方、同志の方、想いのある方、老若男女問いませんので、是非ご家族で入会頂けますようお願い申し上げます。
※ご入会頂ける方はフェイスブックメッセージでも受け付けていますので、是非ご協力下さい。みんなで麻を守りましょう♪

岐阜県産業用麻協会 事務局 田口 改め 日本麻振興会岐阜支部 事務局 田口

4月に種まきをして夏には3~4mに育つ。国内の麻のTHC成分は0.2~0.3%と低く薬理成分はありません。
麻の繊維。神宮大麻。御守りにも入っています。神社やお祓いには欠かせないもの。
麻の茎。合掌造りの屋根材として使われています。うちではこの麻茎を焼いて麻炭を作っています。
古来より麻は日本人と深いかかわりを持ってきました。



無印良品では麻の洋服を売るサイトが出来ました。
試してください。





リネンは麻の最高級品

「麻」とひと口に言っても、その種類は数十を越えます。
日本で一般的なものは、ヘンプ(大麻)、ジュート(黄麻)、ラミー(苧麻)など。
その中でもリネン(亜麻)は最高級に位置づけられ、肌ざわりが最もしなやかで、上品な光沢のある繊維です。
洗うほどにやわらかく、まだ強度も優れているリネンは、衣服だけでなく、暮らしのなかのさまざまな場所で活躍します。



洗うほどに、白くなるリネン

白い生地は、より白く。生成のリネンでも、洗いを重ねると、ミルク入りのはちみつのような色に変わっていきます。太陽の日ざしにさらすことで生じた水蒸気(H2O)が空気中の酸素(O2)と結びつき、漂白剤にも使われる化合物「オキシドール(H2O2)へと変化するからです。
水蒸気によるこの効果を活かしたのが、雪の上に反物を広げる「雪ざらし」や、海水にさらす「宮古上布」など。やわらかな白さを求めて、昔の人は自然の力をうまく麻織物へ取り入れていきました。




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